今日は、パウエルのシグネチャーピッコロについて、良い点、悪い点について書きます。
シグネチャーピッコロを検討している方は必見かも?
※ピッコロは個体差が大きい楽器ですので、以下は参考程度に見てください。
シグネチャーピッコロを買ってから、もう2年半経ちました。全然ピッコロを吹いていない時期もあったので、実質は2年くらいか。私のような素人には、ピッコロの良し悪しなんて簡単に分かるものじゃありません。1本のピッコロを使いこんでいくうちに、色々と分かってくるのです。
それでは、悪い点から。。。
@中音C(上第二線の音ね)とその上のCis、Dの音程が結構低い。
→これは、結構厄介なクセです。他のメーカーのピッコロでも、このあたりの音は困ることが多いかな。最近の音程の良い楽器に比べると、シグネチャーは、ちょっとこの辺りの音程が低いと思います。吹奏楽でもソロでも、この音で困るケースは多い。ただ、全然ハマらないわけじゃない。吹奏楽の場合、通常の指で十分対応できるのですが、正直、(これらの音に限っては)弱奏部などでは音程を合わせるのがキツいことも。そんな場合は、変え指を使って対応することが多いですね。
A中音C-Dトリルを通常の運指(右手の右側のトリルキーを使用)で吹くと、音程の幅が狭すぎて使い物にならない。
→これはマジ。C-Dトリルではなく、どちらかと言うと、C-Cisトリルに近い感じになる。逃げ道として、トリルキー2つを使うというのもありかと思いましたが、やはり音程の幅が広くて使えそうにないです。ピッコロのトリルは、妥協とごまかしでしょうかね。
私が吹奏楽で使ってみて困ったのは、上記@Aくらいです。今のところ。他にもまだあるかもしれません。
しかし、上記の点を除けば、音はよく通るし、音色もいい。@以外の音では、音程も良い方だと思います。自分の楽器の特性を分かって吹けば、アマチュアレベルでは問題なく使用できる楽器ではないでしょうか。
他の楽器に買い替えようと思いましたが、同クラスだとバーカートかマスターズしかないんですよね。でも、音色がしっくりこない。。。
★おわり★